ドラマで失敗2013/09/30 13:44

 「半沢直樹」(TBS)の最終回は42.2%で、「あまちゃん」(NHK)の最終回は23.5%だったそうです。余韻さめやらず、世間はこの二つのドラマのことを毎日のように話題にしています。
 これは大失敗。「テレビ人間」であることを自慢にしている私が、このどちらも見ていませんでした。わからない話には入れないので、ここのところみんなの会話の外にいます。つまらない、不愉快。
 半沢直樹については「100倍返しだ!」という有名なセリフが流れていますが、ここだけ聞く限りでは、主人公はなかなかの極悪人のようです。でもみんながきゃあきゃあ言っているのを聞くと、そう悪い人でもないのでしょう。よい人でも仕返しするのですね。
 「あまちゃん」にいったっては、「あまちゃん」という名前が海女から来るものなのか、主人公の「天野」という苗字からくるものなのか、でもなぜかアイドルみたいに歌ったりしているみたいだし、何だか複雑です。今からでも見てみたいものだとちょっと思いましたが、半年分ドラマを見返す忍耐もなく、あきらめました。
 
 ところで、SMAPファンの私は10月から、木村拓哉の「安堂ロイド」(TBS)という新ドラマを見ることになりますが、「未来もの」だそうなので、SFを苦手とする私にはちょっと辛そうです。
 もうひとつ、草彅剛の「独身貴族」(フジ)も始まります。どちらのドラマにSMAPの新曲が使われるのか、ファンとしては注目です。
 今年はすでに「半沢」や「あまちゃん」のような大物ドラマが出てしまったので、この後のドラマはかなり苦戦することでしょう。

ドラマ「南極大陸」の最終回2011/12/18 23:51

 ドラマ「南極大陸」が終わりました。結果が知れている話なので、結末についてはあれ以上もう仕方がありません。でも、最後の2、3回は犬の演技負担が重過ぎて、まるでサーカスのようでした。犬にここまで演技させるなんてやり過ぎではないかと思いました。
 今日の最終回では冷凍犬の描写が出て来ました。ショック。まさか犬たちの最期をこんなふうに描写するなんて。ちょっとホラー映画みたいでした。原作を読んで事実を知っている私でさも驚きました。
 ところで、第一話であれだけ熱く議論されていた南極への熱き思いはどこへ行ってしまったのでしょうか。最後の物語の焦点は犬たちにのみ向けられていました。もはやアドベンチャーではなく、かわいそうな犬たちのお話みたいな展開でした。
 最終回の視聴率が20パーセントを越えているといいのですが。

「南極大陸」を読む2011/11/12 22:11

 日曜日の夜に見るにはあまりに過酷過ぎるドラマ「南極大陸」(TBS)。木村拓哉目当てといえど、だんだんと見るのがつらくなってきました。そこで、思い切って原作を読んでみることにしました。
 ドラマは「南極越冬隊タロジロの真実」(小学館文庫)という本に基づいて書かれています。著者は第一次越冬隊で実際に犬係を担当していた北村泰一さんです。本の著者紹介のところを読むと、北村さんは大学の名誉教授のようです。最年少で、犬担当ということなので、ドラマの中では「犬塚くん」にあたるのかもしれません。
 これを読んでいると、こちらも相当に厳しい冒険実話なので、なかなかページが進みません。でも事実を知りながらドラマを見ていると、「このくだりは本当」「ここはちょっとドラマだ」とか思いながら見ることができるので、今週の第四話は前よりかなり楽しめました。
 ただし季節柄、「南極大陸」を読んだり見たりすることは、とても寒いことです。

「冬のサクラ」2話2011/01/23 23:47

 最近、海老蔵が出なくなったら亀治郎がよくテレビに出るようになりました。エビでなくカメというわけですか。歌舞伎は層が厚くて楽しいことです。木曜日にTOKIOの「5LDK」(フジテレビ)、土曜日に「スマステ」(テレ朝)を見ました。
 「スマステ」では、香取慎吾が「スマップで歌舞伎の女形をやらせたいのは誰?」と質問したところ、亀治郎は「草彅剛」と意外な答えをしていました。
 その草彅剛の主演ドラマ「冬のサクラ」の2回目が今夜ありました。昔からTBSのドラマには独特のゆっくりなテンポがあります。ゆっくりドラマが苦手な私は、いつもTBSのドラマにイライラしてしまいますが、このドラマはちょっと違うようです。草彅剛があまりに好演しているので、ついそのテンポに引き込まれています。ゆっくりさが退屈に感じられず、「何と丁寧に作られているドラマなんだ」と感心しています。
 途中で同時間帯にやっているフジの江口洋介の学園ドラマをチラッと見てみようと思っているのですが、まだ一度もそんな余裕がありません。

ドラマ「うぬぼれ刑事」2010/07/09 23:03

 今晩はワールドカップのない日。そういう寂しい気持ちを満たしてくれたのが今日から始まったドラマ「うぬぼれ刑事」でした。クドカンが脚本・演出で長瀬くんが主演です。
 好き嫌いが分かれるようなクドカン独特の世界ですが、私はクドカンのおふざけな空気と、軽妙なセリフが好きなので見入ってしまいました。時々、声を出して笑いました。一話完結ドラマなので続きが気になるということはありませんが、たぶん来週も見たいかもです。

木村拓哉の味方2010/07/07 22:18

 ドラマ「月の恋人」(フジ)が最終回の視聴率が16.2%と発表されました。木村拓哉主演のドラマなのにその数字はどうしたことかと、あちらこちらに書かれています。。
 批判の中で多い意見が、「37歳のキムタクにはもう恋愛ドラマはムリ」というものですが、これには笑ってしまいます。37歳で恋愛ドラマがムリならば、70代の津川雅彦や60代の田村正和はどうしたらいいのでしょう。そういった大御所の人たちはいまだに恋愛を演じているではありませんか。
 私が考えている原因は、脚本の失敗と役者の不足です。それは道尾秀介による原作本を読んだ時点で気がつきました。原作とドラマは、話の筋も展開も全く別物になっています。
 原作を道尾氏に依頼した時点で、フジテレビがイメージしていた女優がいたそうです。でも、その女優が出演拒否してきたので、配役を大きく変更しなければならなかったという噂です。確かに、道尾氏の原作にはその女優そっくりの女性が出てきて活躍しています。
 結果として、全体に登場人物が少なかったと思います。私のようなファンは拓哉が出てさえいればいいようなものなのですけれど。
 でもこのドラマ、案外にアジアの他の国々ではヒットするかもなんて私はちょっと期待しています。

「BOSS」最終回2009/06/25 23:17

 今、ドラマ「BOSS」(フジ)の最終回を見ました。同時期の警察ドラマとして比較すると、木村拓哉へのヒイキ目さえなければ私は「MR.BRAIN」よりも面白いと思っています。
 そして今日のキャストはもう「ずるい」としかいいようがありません。レギュラーとして竹野内豊と玉山鉄二と溝端淳平がいる上に、先週から反町隆史が投入されています。これだけけけイケメンをそろえてしまうと、ストーリーと関係のないところでドキドキしてしまいます。元イケメンの津川雅彦まで登場。久しぶりに石垣佑磨もいました。
 そして、内容も先週から今週に至るまではどんでん返しの繰り返し。ドラマの先を全然読めない、だまされやすい私は思うツボの一喜一憂でした。
 でも最後に「我ながら鋭いかも」と思ったのは、竹野内が射殺されたシーンの後に流れたお茶のCMに、竹野内が登場した時です。お茶を飲んで一言、「ああ、生き返る!」と述べたので、「あれ、これはもしかしたら?」と思いました。CMのタイミングって全くの偶然ではないと、それだけは前から感づいていたからです。
 いずれにしても予想外の終わり方。満足のいく最終回でした。

ドラマ「婚カツ!」2009/06/22 23:35

 中居くん主演ドラマ「婚カツ!」(フジ)を見るたびに、「もったいない、ナンと言う中途半端な使い方をするのだろう」ともどかしくてなりません。
 コミカルにするのなら、徹底的にコミカルにした方がいいと思います。まるで喜劇映画みたいに。その昔、植木等がやっていたような、急に街の中で大笑いしたり踊ったり歌ったりしてしまうような。中居くんのあのダンスと歌が付いているドラマだったら絶対に注目度満点のはず。みんな大笑いで、人気シリーズになったりするかもしれません。
 喜劇でないとすれば、中居くんは悲劇が上手です。かつて主演したドラマ「白い影」や「砂の器」、映画「私は貝になりたい」などは、どうしようない程に悲しい話です。(そう言いながらも、実は「私は貝」はまだ見ていないのですが)。
 というように、中居くんには「痛快喜劇」でなければ、「大悲劇」が似合います。もしこのように喜劇も悲劇も演じられるとしたら、中居くん相当の役者というわけです。

29歳のクリスマス2008/11/26 21:18

 昨日の夕方、仕事のあき時間にテレビを見ていたら「29歳のクリスマス」(フジ)の再放送をやっていました。ちょうど第1話。これは懐かしい、と思わず全部見てしまいました。
 1994年放送のドラマということですが、今見てもなお新鮮でした。当時の私は、このドラマにはまり、翌週がくるのを待てないぐらいに楽しみにしていたものです。だからストーリーもよく知っているはずなのに、面白くてついつい引き込まれてしまいました。
 相変わらず(というのはヘンだけれど)、仲村トオルがかっこ良くてドキドキでした。山口智子の威勢の良い演技にも改めて感心でした。
 たぶんトレンディドラマとして当時の最先端を取り入れて作っていたからでしょう、家の中の様子や仕事ぶりなどに14年の時の隔たりがほとんど感じられません。「最先端」のすごさを知りました。
 ただ一つ、29歳になって恋愛や結婚や仕事にあせりを感じるというところで、まだそんな時代だったのかと考えてしまいました。最近は、「アラフォー」という言葉が流行ったように、40歳前後(アラウンドフォーティ)が女性たちの区切れ目ということになっているからです。
 今日の第2話は、最後の15分だけを見ることができました。前に見ているものなので、録画して見るほどでもないとは思いつつ、でもまた何度か見てしまいそうです。

流星の絆2008/11/02 23:14

 東野圭吾の「流星の絆」(講談社)を買って読み始めたら止められません。そうなることはわかっていたので、買おうかどうか迷っていました。ところが先週、偶然にこのテレビドラマをちょっと見てしまって、やはり原作を読みたくなりました。ジャニーズの二宮、錦戸の共演への興味もありました。一体彼らはどんな人物を演じているのかと。
 今、あと少しだけ後半のページが残っているのですが、全部読み終えてしまうのがもったいなくてわざと一休みをしているところです。早く結末が知りたい、でも最後を知るのが恐い、という心の葛藤とたたかっています。
 また、同じく東野圭吾原作の映画「容疑者Xの献身」も見に行きたいと思っています。こちらの方はすでに直木賞受賞時に原作を読んでストーリーを知っているので、目当ては主役の福山雅治です。福山雅治カッコイイです。とても39歳には見えません。