韓国人と話す2008/09/05 22:22

 横須賀線の中でうとうとしていたら隣の物音で目が覚めました。隣の男性二人が地図を見ながらナンだか言っています。持っている路線地図は英語版、でも二人はいかにも東洋人でした。
 「どこに行きたいのですか?」と私は日本語で聞いてみました。私の隣に座っていた方の人が、ちょっと考えてから、「シンオオクボ」と言いました。その言い方が自然だったので日本語のできる人たちかもしれないと思って「それなら品川で乗り換えです」と教えてあげました。
 「シナガワ・・・チェンジ?」と聞くのでやはり日本語ができないのかと思い、「Where are you from ? 」と聞いたら「Korea」と言うので、「Do you speak English ?」と聞いたら手を振ってダメダメして「リトル」と言いました。「ア リトル」ではなく「リトル」でした。
 それならばと私は自分のノートを取り出して「Shinagawa Yamanote-line  Shinjuku/Ikebukuro direction」と書いて、ゆっくり日本語で説明しながら(日本語もわからないらしいが)、その紙を二人にあげました。アリガト、サンキュウ、二人は交互に言いながら品川で降りました。
 その後、私はH子さんと銀座の韓国料理屋でブッフェ式ランチをしました。1200円で食べ放題。こちらは元々決まっていた約束だったのですが、丁度そういう日に限って、行きの電車で韓国人と話すことになるとはおかしな偶然だと思いました。

韓国のトイレ2008/05/06 23:30

 韓国のトイレは紙を流してはいけません。トイレはみな水洗ですが、紙は便器わきに置いてあるくずかごに捨てることになっています。
 初日はそうとは知らずに流してしまいましたが、二日目に「紙は水に流さないで下さい」という注意書きが日本語と英語の両方でされているところがあったので、ようやく気付きました。
 地元民のY子さんに聞いてみたら家庭のトイレでも紙を流すのはだめなのだそうで、「今でも辛い」と言っていました。
 日本で当然と思っていることが、すぐ隣の国で通用しないなんて。いい勉強になりました。

ソウル観光(5)二日目夕食2008/05/05 22:51

 夜は明洞エリアで韓定食しました。30皿の小皿がずらっと卓上に並び、コンニャク、カニ、煮魚、卵焼き、モヤシ、ナス、チジミ、キムチ各種が一つずつのお皿に載っていました。どれもこれもピリ辛でとてもおいしかったです。
 そこへ「日本の方ですよね」と、日本人のご婦人二人連れが声を掛けて来ました。「何と注文すればこうやって食べられるのですか?」と、卓一杯に広がる私たちのお皿を見て尋ねました。言語ができるY子さんが注文の仕方を説明してあげ、一人5000ウオン(約500円)の価格だと言った途端、ご婦人たちはショックを受けていました。
 「私たちこの店で今チジミのテイクアウトを買ったのですが、10000ウオン(約1000円)しました」と言うのです。「5000ウオンでこんなに食べられるのですか。まあでも仕方ないです。私たちは今からホテルでテレビドラマ見なければならないから、外では食べられません」と言っていました。聞けば、二人は俳優の○○サマ(どんな名前だか忘れてしまった)のファンで、そのために15回も韓国に来ているそうです。日本に○○サマが来た時ももちろん行くけれど、明日はソウルで出版サイン会があるのだと張り切っていました。これが噂に聞く韓流追っかけおば様たちなのかと感心。15回も来ているなら、こっちこそおいしい食べ方を聞きたいぐらいです。
 あとでY子さんに「○○サマってどんな人?日本の俳優で言うと誰みたい?」と聞いたら、しばらく考えて「織田裕二ぐらいかな」との答え。なるほど、それなら韓国まで来なくても織田裕二でいいじゃないかと思いました。ついでにY子さんに韓国でのスマップの人気も聞いてみると、「こっちでは嵐の方が人気あるよ」と即答されてしまいました。

ソウル観光(4)デパートで買物2008/05/03 13:12

 昼食後、「ロッテ百貨店」と「新世界百貨店」に行きました。韓国のデパートも日本と同じく地下が食料品フロアです。嬉しかったのは、「そんなものまで食べさせてくれるの?」というぐらいたくさんの食品の試食が置いてあることでした。ミカンやバナナまで試食させていました。
 韓国海苔が好きなので買って帰りたかったのですが、空港からホテルまで送ってくれたガイドさんが「観光客向けの店で海苔を買ったらまずくて捨ててしまった」と話していたのを思い出して、デパートで高級海苔を買うことにしました。海苔売り場で試食をすると、メーカーによってかなり味に違いがあることがわかりました。その中で一番おいしい味わいを見つけようと、かなりたくさんの海苔を食べました。付き合って一緒に食べてくれた現地のY子さんが、「今日はもう一日分以上の海苔を食べた」と言ったほどです。
 驚いたことに「フォション」のパン売り場がありました。ここも多種のパンを惜しげもなく試食させていました。中に餅の入ったようなパンが多かったので、「本当にあのフォションなのだろうか?」と不思議でしたが、これが韓流というものなのでしょう。翌日早朝に飛行機に乗るので、朝食用のパンを買うことにしました。たくさん食べた挙句、アンパンとカボチャの餅パンを選びましたが、この二つからはフランスの気配が全く感じられませんでした。折角の「フォション」だったのですが。

ソウル観光(3)二日目の昼食2008/05/01 00:37

 二日目の午前中に「昌徳宮」と「宗廟」という世界遺産になっている宮殿二つを見学しました。
 「昌徳宮」は日本語ガイド付きで入場料3000ウオン(約300円)。「宗廟」はガイドなしで1000ウオン(100円)。見ごたえのある立派な建物と美しい庭園でした。日韓関係の歴史の勉強にもなりました。
 お昼に、現在韓国在住の友人Y子さんと久しぶりに再会。ちょっとオシャレな仁寺洞という地域の「土房」という店に案内してもらい、お昼定食を食べました。言葉が通じる人と一緒でなければ、注文するのが難しそうな店でした。豆腐チゲ、キムチチゲ、ビビンバの3種各4000ウオン(約400円)に前菜数種がつきました。
 こうなると前の晩に一種7000ウオン(約700円)でまずまずと思ったことが甘かったかもしれません。どうやらソウルは東京より少し物価が安いようです。

ソウル観光(2)一日目の食事2008/04/30 22:02

 ソウルから帰って来てしばらく胃具合が悪かったので、「向こうで食べた何かが悪かったのか」「食べ過ぎたのか」「水が合わなかったのか」と考えました。でもこうして元気になった今、韓国で食べたものを振り返ると、「機会があればまた韓国に行って食べたい」と思えるぐらい満足しているので、たぶん特定の食物に問題はなかったと思います。
 今回はアシアナ航空で行ったのですが、機内食が韓国料理であるのが嬉しかったです。肉ご飯に付いて来たチューブに入ったコチジャンを全部しぼってかけました。以前、大韓航空の機内食で付いてきたチューブの方がもっと大きかったことを思い出してちょっと残でした。この機内での食事が一日目の昼食です。
 夕飯はガイドブックで見つけた「明洞餃子」を食べに行きました。餃子というよりもシュウマイのような形。ニンニク味たっぷりのタレがおいしくて、あっという間に私の口は臭くなりました。でも大丈夫。明日はまだ一日じゅう韓国。東京でニンニク料理を食べる時とは違います。明日のことは考えず思い切り食べました。ビビン麺もワンタンメン(のようなもの)も注文。3品どれもが各7000ウオン(約700円)。値段もまずまず。

ソウル観光(1)2008/04/29 23:29

 ようやく本来の元気が出てきて、韓国で撮った写真を整理することができました。残念ながら初日は雨、翌日も曇天だったので画像が暗くて出来は今一つでした。
 しかしその中でひときわ華やかに写っていたのが、満開だったツツジのです。日本のミツバツツジに似ていますが、韓国で見るとこの濃いピンク色加減がまるで韓国ピンクのようにあざやかです。
 世界遺産「昌徳宮」での日本語ガイドの人が言っていたのですが、「韓国でのお花見は元々はツツジ」とのこと。それもそのはず「昌徳宮」のツツジは雨にも寒さにも負けずみごとでした。
 
 ところで、デジカメになってからというもの、すっかり写真にワクワク感がなくなりました。昔は旅先の写真がどのように撮れていただろうかと、写真屋に取りに行くのが楽しみ半分、失敗しているのではないかという不安が半分だったものです。でも今はカメラの中ですでにチェック済みなので、そういったワクワク感を味わうことがありません。
 それでも私は昔ながらに全写真をプリントしてアルバムに入れます。時の流れ順に地名やメモも記入して、手間は掛かるけれどこれで一通り旅を復習することができます。