忘れられない言葉2013/11/01 15:51

 世界じゅうを回る仕事をしているK氏と話していたら、「僕は食べることが好きで、生きている間にあと何回食事ができるかを考えると、一食もムダにしたくないんです。まずい物は食べたくない」と厳しい顔で言いました。
 私も相当に食いしん坊ですが、この迫力には負けます。
 そしてK氏に、「どこかおいしい店を知っていますか?」と聞かれた時には、どこの店も薦められなくなりました。私がおいしいと思う店でも、K氏の口に合わなければ、失敗の「一食」になってしまいます。考えただけで緊張してしまいます。
 
 外で仕事していて、「お昼をどこで食べようか」と考える時に、ふとこのK氏の言葉を思い出します。そうなると私も一食も失敗したくなくなって、やたらの店に入るのがいやになり、ついコンビニでオニギリを買ったり、駅ソバを食べたりします。結局、失敗を避けようとするあまり、成功とは思えない結果に終わります。

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