昨夜の台風2012/06/20 15:27

 昨夜は大失敗。まさかあの時間にあんなにすごい台風が来るとは思ってもいませんでした。もっとしっかり予報を聞いておけばよかったです。
 夜の8時半に新宿のホームで湘南新宿ラインを待っている時に大風と大雨。ホームにいても濡れるぐらいでした。すでに東海道線は止まっていました。
 私の電車は幸い横浜までほぼ順調に行きましたが、戸塚駅の手前でストップしてしまいました。「まさかここで終わり?」と一瞬ドッキリしましたが、「前を走る電車がまだ戸塚駅ホームに止まっているのでホームが開き次第動きます」というアナウンスが流れほっとしました。
 でも止まっている電車にたたきつける暴風雨に車体がグラグラ揺れました。こんな嵐の中を走って大丈夫なのだろうか、もしここで動けなくなった場合電車は倒れないだろうか、いやもし鎌倉駅まで走ってくれたとしてもこんなナイアガラの滝みたいな中をどうやって家まで帰るのだろうかと、私の頭は不安でいっぱいになりました。ほかの勤め帰りのサラリーマンたちも、たぶん私と同じようなことを考えたのでしょう、車内に緊張が走りました。
 その後、電車はノロノロ走っては止まりしながら大船にたどり着きました。新宿で乗った時には「国府津」行きだったのに、最後は「大船」止まりの電車になっていました。
 幸い、横須賀線がまだ走っていたので鎌倉まで行くことができました。鎌倉駅に到着したのが10時ちょっと前。いつもより20分ぐらいしか遅くなっていません。
 鎌倉駅前も大暴風雨のナイアガラ状態でした。風が強いので傘をさすのも危ない状態です。タクシーなんて一台もいないのに、来ないタクシーを待つ長い列ができてきました。
 いつもは家まで歩いて15分ですが、こういう時には奥の手のバスです。時刻表を見たら10時10分というのがあります。果たしてこの嵐の中バスが来るのか不明でしたが、とりあえず駅構内でしぶきをあびながらも待ちました。
 そうしたら来たのです。普段あれだけ不規則なバスがまあこんな時にどうして、というぐらい時間通りに来てくれました。バスの中で近所の人に出会い、手を振り合いました。
 というわけで昨夜は、台風の中でも運行を止めることなく、風に倒されることもなく、家まで連れて帰ってくれた横須賀線と京急バスの強さに感動と感謝でした。
 そして一晩中、我が家は地震のごとく雨風に揺れ続けていました。

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