神社で落語で地震2012/04/30 19:54

 昨夜、神社で落語を聞きました。古今亭菊之丞の独演会です。
 子供からお年寄りまで150人ぐらいが集まりました。腹話術や歌と踊りの前座芸能もあって、たいそう盛り上がりました。
 独演会は休憩をはさんでの2席。題名はわかりませんが、幇間がどうのこうのする話と、花魁がどうのこうのする話の2本。江戸時代の遊び人たちの話だったので、子供たちにどれだけ理解できたかわかりませんが、みんな爆笑でした。
 途中で、客席の携帯電話からシュルシュル言う地震予報が流れました。一瞬ざわめきが起こりましたが、菊之丞師匠はそのまま落語を続けたのでみんなじっとしていました。次にカタカタいう揺れが来ましたが、さらに落語は続いたのでみんなじっとしていました。
 後で調べたら千葉県震度5弱、でも鎌倉は震度2でした。地震警報にも、観客のざわつきにも、揺れにも動じなかった菊之丞師匠はさすがです。最後の挨拶で「よっぽどやめようかと思ったけれど」と言って笑っておられましたが。
 その神社は元々私が「地震が起きたらここに逃げよう、でも家からちょっと遠い。逃げ切れるだろうかここまで」と、理想の逃げ場所に考えていた所だったので、そこで地震に合うなんてまさに本望でした。
 幸い今回は小さい地震だったのでよかったですが、そういう安全な場所で、笑いながら地震を迎えることができてラッキーなことでした。

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