お盆だと言うのに: ミーハー日誌

　昨日の昼間、湘南海岸を散歩しました。日射病になってしまいそうに晴天でした。お盆だというのに海岸は満員でした。私のおじいさんの時代には、「お盆に海に入ってはいけない」と言われていたものですが。お盆に海に入ると、ちょうどこの時期にこの世に帰ってきている祖先に引っ張られてあの世に行ってしまう、というようなことだったと思います。たぶん、この時節の海は荒れていることが多くて事故がおきやすいので注意を促すための昔風な警告ではないでしょうか。
　浜辺では、いろいろなイベントをやっていました。なぜかあまり盛り上がっていないビーチバレーの大会とか、ＦＭラジオ局主催の歌のショーでは誰だかわからないけれどプロっぽい人が歌っていました。一番多くの観衆を集めていたのがダンスコンテストでした。ノリの良い曲で次々に素人ダンスチームが出て来て踊るというものでした。
　食べ物も、昔の「海の家」時代にあったような焼きトウモロコシとかカキ氷とかではなくて、「タコライス」とか「アジア料理」とかのエスニックな食べ物がお客を集めていました。
　個人的なことを言えば、私はもう１０年以上も海に入ったことがないしプールで泳いだこともありません。今は水を見ても入りたいとは思いません。ずっとしないで来たために、水に入ることに恐怖心を感じるようになりました。だから海の傍を歩いていても、泳ぐ人に羨ましさを感じることはありません。こうやって浜辺をブラブラ歩いて、みんなが楽しく食べたり遊んだりしている様子を見ることで十分楽しい気持ちになります。
　今年もまだあと２、３回はビーチの見回りに行こうと思いました。泳がないで歩いていただけなのに、日焼けしてしまいました。
　夕刊や夜のニュースでは特に大きな海難事故も報じていなかったので、お盆に泳いでもみんなが無事であったこともわかりほっとしました。