やっぱりプロレス2017/03/17 15:38

 野球の話の続きから。先週の金曜日の夜、ニュースを見ようとテレ朝にチャンネルを変えたら、まだ野球をやっていました。11時過ぎでした。昨今の野球はこんなに遅くまで試合をしたり、放送をしたりしているのかとびっくり。ニュースを待つ苛立ちと同時に、帰ろうとしない観客たちにも驚きました。
 結局、最後のインタビューなどが終わった時にはもう12時でした。ドームの残っていた何万人のお客さんたちはどうやって帰ったのでしょうか。家が近い人、頑張って数時間歩いた人、終電の遅い総武線沿線の人、ドーム近所のホテルに宿泊する地方から来た人。あるいはあきらめて朝まで居酒屋やカラオケで過ごす人。
 そんな他人の心配をしているうちに、聞き間違いではないかと思えるほど変なアナウンスが私の耳に入りました。「プロレス総選挙はこの後の放送になります」と言うのです。「プロレス総選挙」と言う言葉。これはいったい何のことでしょう。それが気になって気になって、先ほどまでの野球の結果など、吹き飛んでしまいました。
 というわけで私はその後の「プロレス総選挙」なる番組を見始めてしまいました。男子プロレスラーが順位付けされて20位から1位まで紹介されるというものでした。それも古今東西、もはや生存していなレスラーも外国のレスラーも最近の若手レスラーも全てごちゃまぜで、という不思議なものでした。
 冒頭に、「20位アンドレ・ザ・ジャイアント」と発表されたのを見て、つい引き込まれてしまい最後まで見ることになりました。終了まで見ていないと1位が誰だかわからないからです。
 結果についてはもうどの順位も「?」という感じだったし、発表されるたびに紹介されるレスラーの紹介や逸話などはみんな知っているような話だったので、たいして見る価値もなかったのかもしれませんが。
 そしてやはり1位は文句なくアントニオ猪木、しかも本人登場。これでいいのかという疑問と、でも何となくの安堵と、そんな長い一夜でした。

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