温石マッサージに挑戦2015/09/02 19:39

 いつも、あるマッサージ屋の前を通るたびに気になって仕方がありません。それは「温石マッサージ」というもの。
 私の頭の中には、勝手にイメージができあがっていました。まずは岩盤浴をしている私、そこにマッサージ師が来て上からぐいぐいマッサージしてくれるという図。私の体は炒め物のエビのように、熱い石の上で押されて、伸ばされていく・・・。気持ちよさそうです。
 今日、ついにその店に入ってみました。しかし、それは私が夢見ていたものとはちょっと違って、そこには岩盤はありません。ベッドがあるだけ。マッサージ師のおねさんが、熱い黒い石を手に持って、体のツボを押すのです。「なんだ、そういうこと?」と思ったら、それがびっくり、とてもとても効くのです。深いところにあるコリが溶けていくような感じです。あまりの気持ちよさに、もったいなくも、少しうとうとしてしまいました。
 おねえさんが言うには、その石は玄武岩。玄武岩は割れにくくて、マッサージに適しているのだそう。「カワラの石でやってみたら、割れちゃってだめでした」と言うので、「瓦はだめでしょ、やめてよ」と心の中で、空手家が頭で割っているところを思い出して、おびえました。しかし、帰りに、「これが、玄武岩とカワラの石」と見せてくれたので、誤解していたことがわかりました。おねえさんがダメと言ったのは「瓦」ではなく、「川原」の石なのだと。「川原」の石にもいろいろな種類があるので、変な表現だと思いましたが、そこに陳列されていたのは、まるで軽石みたいなものでした。
 熱い玄武岩のおかげで、体が何十年も前のに戻ったみたいな軽やかな感じになりました。これはぜひとも、また来週も行くことに決めました。

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