二人のダイゴ2012/05/20 23:40

 最近、歌手のダイゴの他にメンタリストのダイゴという人が出てきて、どう区別をつけるのだろうかと思っていたら、アルファベットの表記が違うのでした。歌手のダイゴはDAIGOで、メンタリストはDaiGoというようにDとGだけが大文字。
 「新堂本兄弟」(フジ)に二人いっぺんに出演していて、「ついに出会えましたね」とメンタリストのダイゴが歌手のダイゴに言っていました。
 メンタリストのダイゴは最近テレビに出っぱなしです。あんなことをすることのどこがメンタリストなのかよくわかりませんが。
 ネット上ではヘンなネタ晴らしが流れていますが、私はあれはトリックでも科学でもなく、ダイゴは実際に不思議な力を持っているのではないかと思っています。そう思っていた方が夢があっていいではないですか。
 ダイゴを見るたびに小説に出て来たある青年のことを思い出します。それは 二つで一つの小説である江国香織「左岸」、辻仁成「右岸」の主人公の青年です。不思議な力を持つその青年は、人々にその力を見せるとものすごく恐れられてしまいます。そこで青年は、その不思議な力をサーカスでイルージョンとして見せるようになり、サーカスは大ヒットします。
 ダイゴも実は、本物のすごい能力を持っているのに、メンタリストと称して芸として披露しているのではないかと。勝手にそう思いこむことで、安心してダイゴのパフォーマンスを見ていることができます。
 でも本当は、歌手のダイゴの方が好みです。

コメント

トラックバック