隣の黒猫 その後: ミーハー日誌

　今日も隣の黒猫がうちの庭にいました。追い払おうとしても知らんぷりです。私が「しっし！」している声が聞こえているはずなのに、こちらを見ることさえしません。
　ふと、先日隣の奥さんから猫の名前を聞いていたことを思い出しました。「キャビア！」（黒い色から付いた名前なのでしょうか）、と呼びかけたら、耳がぴくっと動きました。こちらを振り返って不思議そうに私を見返しました。
　「ちゃんとどこの猫だか、知っているんだからね」と、私は優位に立ったつもりだったのですが、「キャビア！」と何度か呼んでいるうちに、振り返っていた体がどんどんこちらに向いて来ました。
　いけない、追い払おうとしたのに、逆になついてしまったりしたら大変。もっとうちに来るようになってしまいます。だからもう名前を呼ぶのはやめました。
　遊ばせてやればいいじゃないその猫、と言う人もいますが、そうはいきません。ただ遊ぶだけでなくトイレまでして行くので大迷惑なのです。