今度は歯茎を切り取る2010/10/14 23:16

 歯医者に行きました。「痛くはないんですけど、歯茎がヒラヒラになってしまったんです」と私は訴えました。この表現が正しいかわからないのですが、最近、奥歯の歯茎がヒラヒラになってもうちょっとではずれてしまいそうな感じになってきたのです。
 すると先生が「ではこの部分の歯茎を切り取りましょう」と言いました。「切り取る」という言葉に驚いて私は身を硬くしました。その様子を見て先生が「今晩は何か予定がありますか?やめておきますか?」と聞くので、「・・・これをしても、明日ふつうに暮らせますか?」と尋ねたら、先生はちょっと考えて「辛い物がしみるかもしれません」と答えました。
 「しゃべれない」「食べられない」「痛い」「血みどろ」「寝込む」みたいなことを一瞬想像してしまった私はいっぺんに気が抜けました。辛い食べ物は大好きですが、歯茎を切り取った代償がそれですむなら、辛い物などしばらく食べなくても平気です。
 そして私は歯茎のヒラヒラを切り取ってもらいました。麻酔をしたので痛みはちょっとだけ。治療が終わって先生が切り取った肉塊を見せてくれました。幼児の歯ぐらいの大きさでした。思っていたより大きな塊です。
 麻酔が切れてから激痛がきたり流血したりするのではないかと心配でしたが、先生は「2週間後に来て下さい」と言いました。そんなに呑気なことを言って、大丈夫なのでしょうか。
 半信半疑で迎えた今朝、驚くべきことに痛みもなければ流血もありませんでした。食べ物は普通に噛めるし、いつも以上に話せます。ヒラヒラが切り取られた後はすでにきれいな歯茎に戻っていました。すごい、私の先生はまるでブラック・ジャックみたいだとビックリ感動でした。

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