川喜多映画記念館: ミーハー日誌

　新しくできた「鎌倉市川喜多映画記念館」に入ってみました。
　入場は大人２００円。決して高くない料金だと思いますが、入口のところでご老人のグループが大きな声で話し合いをしていました。おじいさんたちです。
「老人は無料だって」
「でも、今日は老人手帳を持って来ていないから」
「手帳持ってないとだめかな」
「やっぱりじゃあ今日はやめようよ」
　利用案内を見ると６５歳以上は「無料」「証明書を提示」と書いてありました。明らかに７０代から８０代ぐらいのご老人たちでも「証明書」を忘れて来るとだめなものなのでしょうか。でも折角ここまで仲良しグループで来たのだから、「無料」にはならなくても２００円を惜しむのはどんなものでしょう。「老人手帳」でなくても、何か生年月日が入ったものでもいいのではないかとも思いましたが、私が言うのもヘンです。
　展示の方は、古い洋画が中心で、見たことのある映画は何と１本だけでした。でも名前を聞いたことのあるものや、話題として知っているものもたくさんあったので、たぶん往年の映画ファンにはかなり面白いと思われます。
　結局、その老人グループは入場してきませんでした。たぶんその方々には懐かしいポスターや写真がたくさんあったはずです。他人のことながら「見て行けばよかったのに」と残念な気がしました。