イギリスの続き2007/04/06 01:00

 「イギリスに行って何だか元気になりましたね」と、職場の人たちに言われました。「おいしくていっぱい食べたからかもしれません」と答えると、イギリス派のはずのM子から「え?イギリス料理がおいしかった?」と聞かれました。
 「だって、ビールとフィッシュ&チップス、紅茶とスコーン。朝はイングリッシュ・ブレックファスト。どれも大満足」と私。「へえ~、そうなんだ」とM子はちょっとあきれていました。
 でもこれは本当です。その他にインド料理もおいしかったし、バスの運転士さんにもらったショートブレッドもおいしかったし、ホテルの部屋に置いてあったビスケットもおいしかったです。リンゴも毎朝一個ずつ食べました。もっともこのリンゴがどこで取れたものかはあやしいものですが。

 そして食べ物的に一番の経験は、学校給食を食べる機会があったことです。昨今、イギリスのイケメン(?)料理家ジェイミー・オリバーがイギリスの学校給食を大改革しているというのを新聞記事とテレビ番組で見ていました。だから幸運にもある学校の給食室に連れて行ってもらった時に、「なるほどこのことだったのか」と感慨深いものがありました。
 サラダの種類を多くして、手作りの温かい料理を増やそうと改革されているのですが、実際に給食室にはテレビで見た通りのサラダと「イタリア料理のようなもの」が並んでいました。味は本物のイタリアンと比べれば、今一つも二つもという感じですが、冷凍のハンバーガーとポテトを主にして野菜なしだったというかつてのイギリス給食に比べれば、長足の進歩のようです。
 この給食改革のおかげで学校給食への国家予算も増えたそうです。私の行ったその学校でもごく最近になってようやく給食室ができたとのこと。
 この給食を食べた子供たちがオトナになったころには、「イギリスはまずい」という世界的な評判はほとんどなくなっているかもしれません。

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