小学生と話す2008/02/16 19:08

 今日は仕事で小学生女子と1時間ふたりっきりで話さなければなりませんでした。私は子供が嫌いというわけではないけれど、ちょっと苦手です。向こうも会ってすぐにそれを察知したみたいで、ドアにくっついて部屋に入るのをいやがって抵抗しました。廊下でお母さんが心配そうに見ていました。
 「まいったな、だから子供は」と思ったのですが、「好きなことは何?テレビを見ることかな。それともバナナ?」と、とりあえず私が好きなものを並べてまず自分の気分をやわらげてみました。子供は横を向いたまま「読書」と一言。「へ~え。本読むの?今どんな本読んでいるの?」「モモ」。即答でした。「そう、モモを読んでいるの。学級文庫で借りるの?図書室に行くのかな」と私は自分の小学生時代を思い出しながら聞いてみたのに、「文庫本が欲しかったから、買ってきた」と一言。
 「あとはどんなことが好きなの?犬とか?金魚飼っているとか?」と子供がペットとして一般的に好きであろう犬と、自分が今金魚を飼っていることを思い出して、私としては最高に頑張った質問をしてみました。
 すると子供は無表情で「リカ」とつぶやきました。その「リカ」が学問の「理科」であることがわかるまでにちょっと時間がかかりましたが、こうして私は子供の好きなことが「読書と理科」であることを知りました。
 1時間後にお母さんが迎えに来た時には私も子供もたぶん疲れ果てた顔をしていたと思います。中学生と高校生だとあんなに得意なのに、と自分でも不思議です。