すごいよGQ JAPAN2017/11/28 10:59

 香取、草彅、稲垣の「新しい地図」の3人が今年のGQのMen of the Year に選ばれ表彰されました。先週の水曜日にネットで生中継されるというのですが、残念ながらその時間は仕事中。あとでネット散策して、何とか概要をつかみました。
 男性誌にもファッションに興味がない私はその時点でGQが何なのかをわかっていませんでした。ただステージ上に並んだ男性たちがみなかっこよかったし、その中央に三人が据えられていることにときめきました。
 翌日、テレビのワイドショーでも受賞式の様子が流れていましたが、びっくりしたことに「スッキリ」「Pon!」の日テレにおいては3人はいなかったみたいになっていて、斎藤工や長谷川博己やロバート秋山のみアップになったりコメントしたりしていました。折角、GQ側が3人を中央に置いてくれたというのに。私は即座に、この2番組のホームぺージの「ご意見」というところをクリックして苦情を入れました。「報道の不公正」という言葉を使いました。でも本心は、稲垣吾郎のリボンのブラウスにピンクのバラの刺繍がついたジャケットの装い、あの華麗な姿を全国の人に見せないなんて、どうかしていると思いましたが、そうは書きませんでした。
 そして雑誌GQを買いに書店に行きましたが、見つけることができません。書店で尋ねると売り切れたので入荷待ちだといいます。仕方がないので入荷待ちリストに入って、何とか翌日手に入れました。
 すると本を読んでさらに感動です。600円の本だというのに、このクオリティー。今まで、誰それが載っているからということで、あまた雑誌を買ってきましたが、どれも2,3枚の写真とインタビューを読んだだけで、もうおしまい。インタビューや記事は知っていることばかりで、新しい情報も特になく、読み返す必要もありませんでした。しかし、このGQは違いました。普段のGQを知らないので、余計に新鮮なのかもしれませんが、まずこの3人のみならず今年の男性として表彰された他の6人も、衣装、写真がとにかくカッコイイ。ロバート秋山でさえ。
 そして3人のインタビューについては、鈴木正文編集長みずからが担当。一見、アイドルなんて嫌いそうな鈴木氏なのに、これだけよく各自の研究をしたものだと思われるような深い質問と会話をしています。その切り口はすばらしく読みふけってしまいました。受賞式の衣装も、雑誌の中での衣装もいいと思ったら、これも昔から3人とはよく一緒に仕事してきているといわれているスタイリスト祐真朋樹氏ということ。慎吾はファッションの師匠としてインスタグラムで「GQの僕等をカッコ良くしてくれました!」と紹介しています。
 そして、雑誌冒頭の編集長のページでの3人についての記述を読み、これはただ単なる話題性のための人選ではないかもしれないと感じました。最初は私にも、この3人がなぜGQで今年の男性に表彰されるのか、よくわかりませんでした。もしかしたら72時間テレビの功績?とかぐらいにしか。でも、鈴木編集長の、「3人は、3人でありつづけるために逃げた。」という文章から、編集長の世間への啓発の一つなのだと知り、実に感慨深くこの雑誌を抱きしめたのでした。abemaTVの藤田社長に続き、また一人、力強い味方を得られたようです。

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